[5分でわかる]豊洲の地下水汚染問題の真相[中止は既に決定している?]

豊洲問題が連日報道されていますが、大本営発表機関でしかない大手メディアが騒ぐということは、雇い主の意向が変わったということです。

未だに自民党籍を持っている小池百合子が、都民や国民の為に何かをしてくれていると考えるのは馬鹿の極みですが、本当の思惑はどうあれ、市場を豊洲に移転しない方が都民や関東民ととって「まだマシ」なのは事実でしょう。

今回は、「8回目までの調査では出なかったのに、どうして9回目の調査で地下水の汚染が判明したのか?」について簡単にまとめてみましょう。

東京ガスのガス工場跡地だから

そもそも豊洲はゴミを使って埋め立てた土地です。昔は東京ガスのガス工場が建っていました。

こんな場所の除染は最初から不可能です

画像はhttp://rief-jp.org/blog/64485より

オマケにこの場所は、戦争中、毒ガスを製造していた旧陸軍技術研究所跡地(新宿区百人町)の都営住宅工事に伴う土を5500立方メートル搬入し、盛り土にしていた場所です。

そんな場所ですから、除染も浄化も最初から無理な場所です。やるとしても表土を少し変えるくらいで、地下に染み込んだ有毒物質を完全に除去したかったら、埋め立てたゴミまで掘り返して一旦海に戻さない限り無理でしょう。

当然、東京ガスの担当者はそういう場所である事を知っていたから売りたくなかったワケです。

http://latache1992.blog56.fc2.com/blog-entry-753.htmlより

まずは・・コークス。 これはまぁ再利用できるからまだマシ・・。 問題は、そのほか。 タール、硫黄、ベンゼン、シアン化合物、ヒ素、鉛、水銀、六価クロム、カドミウム。 有毒物質のオンパレード。 実際は・・ガス作るってより、有害物質作ってたって言ったほうが・・正確だよね。 食品より先に、人間がおかしくなっちゃうよ。 で、これら有毒物質をどうするか? その辺に置いといたら、俺たちが死んじゃうだろ? かといって、海に垂れ流すなんて言語道断。 結果として敷地内に埋めるしかない。 買収諦めさせる最後の手段として・・この事実を全て明らかにしたよ。 猛毒の捨て場だったんですよ、ここはってね。 当然、これで諦めると思ったよ、正直なところ。 それがビックリ仰天だよ。

そもそも、食品を扱って良いような場所ではないのです。東京ガスは跡地を整備して大学でも誘致しようとしていたようですが、私の感覚では工場を作らないなら立入禁止にするしかないような場所ですね。産廃置き場そのものみたいな土地なのですから。

1~8回目の調査は天下り先

今回9回目の調査で恐ろしい程の汚染が確認されたのですが、どうして8回目までは出なかったのでしょうか?

その答えは調査を受注した会社が天下り先だった事にあります。

http://56285.blog.jp/archives/48345554.htmlより

■1〜3回目
  環境計量者: 株式会社日立プラントサービス分析技術センタ
試料採水者: 株式会社日水コン ( 旧・株式会社日本水道コンサルタント )
 ——————————
■4〜7回目
  環境計量者: ユーロフィン日本環境株式会社 ( 外資系。被災地の放射能測定など )
  計量証明者: IAS Japan 株式会社産業分析センター ( ※千住金属工業の子会社 )
怪しいのは分析よりも採水です。分析で捏造をしたのがバレると資格が取り消されて大事になりますから、誤魔化すなら採水です。
最近の受注会社が鹿島・清水・大成という時点で、余程世情に疎い人以外はどれだけの利権が絡んでいるかがわかりますよね。

採水の誤魔化し方

これは簡単ですね。素人でも簡単に思い付く方法です
  1. 採水の前日に大量の水道水を採水地点付近に放水する
  2. 翌日採水して分析すれば有毒物質はまず検出されない
  3. もし検出された1.に戻って採水からやり直す

敷地内に放水する行為は違法ではありません。ヤバい数値が出たら異常値として再度採水して再分析するのも違法ではないでしょう。

違法でなければ何をやっても構わないと考える輩がいても何もおかしくありませんね。

何しろ、豊洲移転によって大手ゼネコンと利権に絡んだ政治家が得る利益は1兆円を軽く越しそうなのですから。

先程の朝日の記事にこんな部分がありますが、

都は、適切な検査方法だったかどうかを初回にさかのぼって確認する考え。また、9回目の結果を受け、安全性を検証している都の専門家会議委員が採水に立ち会い、環境管理センター(東京都八王子市)、都環境科学研究所(江東区)、これから新たに発注する会社の3機関で再調査する。

採水に立ち会っても無意味な事がわかりますよね。

前日に大量の水道水を流しておけば、一時的に地下水の汚染は希釈出来ます。

フクシマインパクトによる致命的な放射能汚染が不思議に検出されないのもこういうカラクリです。

9回目で汚染が確認された理由

9回目の調査を請け負ったのは湘南分析センターだそうです。

親会社は滋賀県に本拠地を置く日吉です。

で、こういう話になるワケです。

http://my.shadowcity.jp/2017/01/post-10470.htmlより

湘南分析センターの親会社というのは、滋賀県の会社「日吉」です。これが何の会社かというと、「汲み取り屋さん」だw 1950年、初代が汲み取り屋として事業を開始、業界用語では、汲み取り屋さんの事は「環境衛生事業」と呼ぶんだが、ここは高速道路の清掃を手がかりに、ウンコ以外の事業にも様々乗り出して、頑張っている。資本金2千万、従業員290名と、ウチの倍くらいか? ウンコ屋でも才覚のあるヤツは、こうやって新規事業に熱心です。かつての汲み取り、今だと浄化槽はドル箱で収益性の高い事業なので、こういう会社の経営は安定している。こうした会社は悪い事をしなくても、着実に業績を伸ばしている。浄化槽の仕事では水質検査が欠かせないので、計量証明事業をやっている事には、何の不思議もない。本拠地が滋賀県で、分析センターも神奈川なので、都庁の天下りは入れてない。独立系なので、今回の仕事を受注できた。火中の栗を拾うような仕事で、大変だろうw 同情しますw

で、普通に採水して普通に分析したら、普通に有毒物質まみれであることがわかった。それだけの話です。

小池は知っていた

豊洲がこのような汚染状況である事を小池百合子は当然知っていたでしょう。

石原が築地市場の豊洲移転を決めた時、小池は環境大臣で豊洲移転には反対でした。

じゃあ小池が正義の味方で愛国者かと言えば、もちろんそんなことはありません。

小池百合子は、メンバーを見ただけですぐにわかる売国奴集団「日本会議」のメンバーですからね。

移転推進派の石原家のバックは大手ゼネコン系の利権集団です。まあ、石原はオウム真理教の宗教法人認可に絡んでいた男ですから、カネと利権の為なら何でも売る男なんでしょう。

一方の小池のバックは国際金融資本でしょう。日本会議という団体自体が、国際金融資本に利益を誘導する目的で設立された可能性が高いです。

大手ゼネコン・政治家・都庁幹部がいくら儲かっても、外資には1円も入りません。

築地の地上げには兆単位の利権が絡んでいますから(あそこにオリンピック選手村を税金で作り、ゼネコンで安く払い下げ、転売で巨額の利益を得ようとしています)外資=国際金融資本が、俺らにも1枚咬ませろという事で小池を使って現体制のままでの豊洲移転は阻止したのでしょう。

今後の展開に関する私の読みは以下の通りです。

  1. 都議会選の直前になると、小池が「豊洲移転中止」を発表して圧勝
  2. 築地の地上げ時代はしたいので、別の移転地を見つけて税金で建設
  3. 築地の地上げには不思議に外資系企業が多数参加

不透明なのは3.です。

TPPで外資も公共事業に参加出来るようにしておくハズが、トランプ大統領の誕生でTPPは頓挫してしまいました。

名前を変えただけの主権放棄条約が新たに考えだされるか、「TPP関連法案は既に通っていて、国内ではそれが有効だから」と言って外資にも公共事業に参加させるか、それはまだわかりません。

いずれにせよ、小池が都議会と争っているのは、利権を巡る主導権争いであって、都民や国民の事なんか眼中にありません。

あれは、 与党自民党 VS 都議会自民党 の戦いでしかないのです。

今の政治家の中で、国民の生活を本気で心配しているのって、山本太郎くらいしかいないのではないでしょうか?

後にいる小沢一郎にはまた闇がありますから全面的な支持は出来ませんし、不正選挙を何とかしない限りは民主主義なんて死ぬまで実現しませんけどね。

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